リウマチ専門研修に先立って、各専攻医のこれまでの研修(卒後臨床研修や内科専門研修)内容から、リウマチ性疾患診療の経験の有無を判断し、各専攻医と相談をしながら研修内容を決めます。
東京慈恵会医科大学附属病院では、地域のリウマチ性疾患の診療における中核的な医療機関の果たす役割、高度な医療、難治例・複数の診療科が関与する症例・稀少疾患を中心とした診療経験を研修します。さらに、臨床研究や症例報告などの学術活動の素養を身につけます。連携施設では、地域の第一線に立ち、患者の生活により近づいて比較的頻度の高いリウマチ性疾患を中心とした急性期医療と慢性期医療を経験することにより、地域医療や全人的医療を研修します。
1) 標準研修コース
基本領域の専門研修を終了後に、リウマチ専門研修を開始する場合
内科専門研修終了後
1年目 東京慈恵会医科大学附属病院:サブスペシャルティ専門研修
2年目 東京慈恵会医科大学附属病院およびその連携施設:サブスペシャルティ専門研修
3年目 東京慈恵会医科大学附属病院またはその連携施設:サブスペシャルティ専門研修
2) サブスペシャルティ重点研修コース
基本領域を内科とし、1または2年間の連動研修(並行研修)を行う場合(サブスペ重点研修タイプ)
初期研修終了後
1年目 東京慈恵会医科大学附属病院および分院:内科系診療科ローテート
2年目 東京慈恵会医科大学附属病院および分院:内科系診療科ローテート、総合内科、地域医療、救急、サブスペシャルティ専門研修を連動して行う
3年目 東京慈恵会医科大学附属病院およびその連携施設:サブスペシャルティ専門研修
3) その他
研修中に大学院への進学を希望する場合は、サブスペシャルティ研修開始後、リサーチレジデントに登録する。